- 施工事例 -

トレンドは耐震と断熱!?

こんにちは。兼上です。

今回は家の性能として、最も気にされる「耐震性能」「断熱性能」を高めた施工例になります。

まずは、家に暮らす家族を大地震から守る「耐震性能」の工事です。

日本は地震国です。この30年だけでも、阪神淡路大震災」「中越地震」「東日本大震災」「熊本地震」「能登半島地震」と大きな被害を生じさせた大地震が頻繁に全国各地で起こっています。

このような災害から、ご自身の家を守るために使われるのが、このような耐震補強金物です。

このような耐震補強金物を見られたことはありますか?

おそらく今お住いのお家は完成されているので、リフォームでもしない限りは見る機会はあまりないと思います。

2000年以降の新築には取り付けられていますが、それ以前の建物は釘止めされていることも多いため、性能が大きく変わります。

筋かいとは、柱と柱の間に斜めに入れる部材です。

筋かいを入れることで、地震や台風など、建物が横からの力を受けた時に抵抗する役割を持っています。

この筋かいプレートを使うことで、筋かいの力を最大限に発揮することができるようにサポートする役割です。

次に使用したのが、画像の右上にある火打ち金物です。

地震や台風時に発生する、建物の水平方向への変形を防ぎ、強度を上げることが出来ます。

この耐震補強金物を入れることにより、建物の性能が大幅にアップします。

次に断熱の施工です。

今回の施工では旭ファイバーグラス社製のアクリアウールα、床にはアクリアUボードを使用。

従来のグラスウールに比べて、アクリアは耐久性も抜群で、約20年経っても壁の中の断熱性能は変わりません!

断熱性能が劣化しないということは、いつまでも快適な住まいを維持できるということです。

吸音性にも優れており、劇場の音響調整や騒音対策にも使われているほど、断熱だけでなく防音効果も発揮します。

また、1階の天井に施工すると、2階の物音を和らげる効果もあります。

アクリアは、シックハウス症候群の原因物質の一つと言われている、ホルムアルデヒドを含む材料を一切使ってないので、赤ちゃんにも安心!

高温に強く、燃えにくい不燃材料なので、延焼や類焼を防ぐ効果があります。

そして、シロアリにも強い!

シロアリは住まいの大敵です。被害を受けると住宅そのもの耐久性も失われてしまいます。

アクリアはガラスが原料なので、シロアリの食害を受けにくいです。

高性能の断熱材を使用することによって、暖房、冷房の効き目がよくなり光熱費を削減できます!

さらに二重窓(内窓)を設置することによって、より断熱性能や防音性が高まります。

二重窓を設置することにより、既存の窓と二重窓の間に空気層(断熱層)が生まれ、外気温の影響を大幅に減少させます。

空気は熱を伝えにくいため、内窓と外窓の間の空気層が冷気や熱気の侵入を防ぎ、室内の温度を一定に保つ役割を防ぐことが出来ます。

住宅の断熱性能を示すUA値(UA値とは、外皮平均熱還流率の略称で、住宅の屋根・壁・床・窓・ドアなどの建物の表面を通過して出入りする熱量の値です。)

UA値は住宅の断熱性能を示す数値でゼロに近いほど断熱性能が高いことを意味します。

高断熱住宅は室内外の熱の移動を抑えて、夏は涼しく冬は暖かく暮らせます。

住宅の省エネ、断熱基準は、お住いの地域にって異なります。

日本全国で8地域が市町村単位で指定されており、寒冷な地域ほど、より厳しい基準が求められ、南下するにしたがって比較的緩い基準が設定されています。

今回施工させていただいたお住まいは、5地域に該当しており、我々の住む、芦屋市よりも1段階寒い地域に区分されています。

そこで我々は、お客様が少しでも快適に過ごせるようにと、業界最高水準である断熱等級7を目指すべく、上記の画像にある仕様例と全く同じ仕様で施工してまいりました。

そしてUA値0.26を達成し、とても快適な生活環境を実現することがしました。

断熱性が高まると、冬に風邪をひきにくいという結果が示されています。

このグラフによると、風邪の発生率が18.4%ほど軽減されています。

さらに、冬場に特に注意したいヒートショックのリスクを軽減することが出来ます。

ヒートショックとは、暖かい部屋と寒い部屋との温度差により血圧が乱高下し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こします。

ヒートショックが要因のひとつで入浴中に亡くなられる方は、交通死亡事故死

の約2倍というデータも出ています。

断熱性能を高めることで、お風呂場、洗面所や脱衣所も暖かくなり、ヒートショックを起こしにくくなります。

ここまで長々と書いてきましたが、

耐震リフォームと断熱リフォームは同時に行うことをオススメします。

耐震リフォームででは、住宅の壁をはがして筋かいや耐震補強金物を入れる工事を行います。

断熱材の入れ替えや窓の交換は壁をはがした際に行いやすいため、耐震リフォームと同時に断熱リフォームを行うことで、リフォーム後の内装や外装工事を一度に済ませられます。

断熱リフォームの中でも、窓リフォームの効果が高いです。

寒さや結露を軽減し、快適な生活を送ることが出来ます。

なごみ建設では、トイレ・洗面などの水回りのリフォームから、フルリノベーションまで幅広いご要望にお応えすることができますので、些細なお家の悩み、なんでもご相談ください✨

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2025-02-02 | Posted in - 施工事例 -102