設計から考えるリノベーション | サニタリー編
【基本情報】
ご住所:芦屋市
建物種別:マンション
工事内容:フルリノベーション
工事金額:約1000万円
使用商品:洗面化粧台/AICAスマートサニタリー
三面鏡/TOTOエスクア
施工期間:約三カ月
住まいの中でも水まわりは、設備更新を前提として考えられることが多い空間です。
しかし今回の計画では、すべてを新しくするのではなく暮らし方に対して本当に必要な部分を見極めることを大切にしました。
既存の浴室は状態もよく、機能面でも十分に使用可能であったため、そのまま活かす判断としています。
一方で、洗面や周辺動線については日常の使い方とズレが見られたため、住まい全体の流れの中で関係性を整理する計画としました。
まずは計画前の様子をご覧ください。
【ビフォー】
■洗面

洗面は設備としてはまだ新しく、機能面でも特に問題ありませんでした。
しかし日常の動きの中では、やや整理の余地がある状態でした。
朝の身支度や入浴前後の動きなど、実際の生活の流れを想定すると、空間の使われ方と間取りの関係にわずかなズレが見られました。
■浴室

浴室は状態も良く、機能面でも十分に使用可能であったため、今回の計画では既存設備をそのまま活かしています。
設備を更新するのではなく、周辺空間との関係性を整えることで、日常動線の中で自然に使える浴室とすることを意識しました。
■トイレ

トイレも設備としては問題なく使用できる状態でしたが、住まい全体の空間の印象という視点では、素材や雰囲気がやや独立した印象となっていました。
そこで本計画では、洗面・トイレ・浴室それぞれを個別に更新するのではなく、水まわり全体の関係性を整理することを前提に設計を進めています。
■サニタリー編 アフター

洗面を中心として水まわりの動線を整理し、日常の動線が自然につながる空間としました。

収納や作業スペースの位置を整理することで、限られた空間でもゆとりを感じられる計画としています。
■浴室

浴室は状態も良好であったため既存設備を活かし、周辺空間との関係性を整える計画としています。
■トイレ

素材や色を整え、住まい全体と調和する落ち着いたトイレ空間としました。
■サニタリー編まとめ
水まわりは設備を更新することで快適性を高めることができる空間ですが、
今回の計画ではすべてを新しくするのではなく、暮らし方にとって本当に必要な部分を見極めることを大切にしました。
既存の浴室はそのままに活かしながら、洗面を中心に動線や空間の関係性を整理することで、日常の動きが自然につながるサニタリー空間へと整えています。
設備の新しさだけではなく、住まい全体の流れの中で無理なく使えること。
それにより、日々の暮らしの中で感じる小さなストレスが減り、より快適な生活環境が生まれました。
設計から考えるリノベーションでは、目に見える変化だけでなく、暮らしの動きや空間の関係性を整えることを大切にしています。
本事例では、水まわりを含め住まい全体の関係性を整えています。
続いては、他の空間計画についてもご紹介いたします。